農業そのものは持続化補助金の対象外ですが、加工品の製造・販売(6次化事業)は対象になります。農産物低温貯蔵庫は、その6次化事業に必要な機械装置等費として対象になり得ます。連合会セミナーの採択事例一覧にも「農産物低温貯蔵庫導入による鮮度保持・保管体制構築」が挙げられています。
判定表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費目 | ①機械装置等費 |
| 可否 | ○ 対象になり得る(6次化事業として) |
| 対象になる条件 | 加工・販売を自ら手掛けていること。直売所・道の駅・飲食店等への直接販売があること |
| 対象外になる部分 | 系統出荷のみの農家。栽培そのものに用いる資材 |
| 却下されやすい書き方 | 「保管して高く売る」だけ。新しい取引先(販路)が書かれていない |

費目と理由づけ
事例のれんこん農家は、卸売価格が収穫期の11月と収穫前の6月で2.5倍動くことを根拠に、価格の高い時期まで鮮度を保って販売する体制を作る手段として貯蔵庫を位置づけています。また、地元の給食提供業者や飲食店から通年供給を求められているという、新たな販路の存在も理由として挙げています。
申請書での書き方(文例)
当事業所の経営課題は「商品の付加価値を向上させる」点にあると考えています。当事業所が取り扱う◯◯は、収穫のピークとなる◯月に価格が最も低くなり、収穫前の◯月に最高値を付けます。その差は◯◯倍となっています。
本事業では、農産物低温貯蔵庫を導入いたします。収穫期に集中して販売するのではなく、価格の高い時期まで鮮度を保って販売できる体制を構築いたします。また、地元の給食提供業者や飲食店からは通年での安定供給を求められており、貯蔵庫があればこれらの新たな販路に応えることが可能になると見込んでいます。
却下されるパターン
①系統出荷のみで、自ら販売していない。補助対象者の要件を満たしません。②「鮮度が保てる」だけで、価格差や新販路の数字が無い。③栽培用の資材と一緒に計上している。
注意点
①農業が対象外となる範囲と6次化の扱いははじめての持続化補助金にまとめています。②価格の季節差は卸売市場の統計で示すことができます。③可否の最終判断は補助金事務局によります。


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