車買取業の方から「積載車を持続化補助金で買えるか」というご相談を受けたことがあります。私は、やれなくはないものの、極めて難しいと考えています。理由は4つです。
判定表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費目 | ⑧委託・外注費(架装部分のみ) |
| 可否 | ✕ 実務上は困難 |
| 対象になる部分 | スロープを伸ばす機構、車両を重ねる機構等の架装部分のみ |
| 対象外になる部分 | ベース車両(車体)。中古車両 |
| 予算の目安 | 車両込みで1,000万円程度。持続化補助金の上限(最大250万円)では不足 |

難しい4つの理由
①車体(ベース車両)部分は対象外となります。対象になるのは、スロープを伸ばす機構や車両を重ねる機構等の架装部分のみです。
②中古は事実上対象外となります。中古品は同一物件について複数の見積が必要であり、積載車では達成することができません。
③予算が合いません。積載車は安くても400万円、2段重ねで700〜800万円、車両価格込みで1,000万円程度となり、持続化補助金の上限では不足します。
④納期がかかります。積載車を作れるメーカーが少なく、公募締切までに見積が出るかがまず問題になります。私は、この4点のうち③の予算が最も動かしにくい制約であると考えています。
代わりに検討する制度
ものづくり補助金等の大きい補助金で、新車をトラック会社と相談のうえ実施することをお勧めしています。持続化補助金で対象になり得る自動車関連は、車検関連の機械・センサー系・タイヤチェンジャー等の整備機器です。→ どの補助金を使うべきか
却下されるパターン
①車両本体を計上する。②中古の積載車で相見積を揃えようとする。③「販路拡大になる」と書けば通ると考える。問題は販路ではなく費目と金額です。
注意点
①持続化補助金にこだわらず、制度そのものを選び直す方が早い場合があります。②可否の最終判断は補助金事務局によります。


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