創業型の持続化補助金とは?特定創業支援事業の受け方と申請要件まとめ

創業して間もない事業者には、「創業型」という選択肢があります。賃上げ等の要件なしで高めの補助上限を狙える点が魅力です。本記事で、要件と受け方を解説します。

筆者は中小企業診断士として、採択支援を100社超実施してまいりました。

目次

1. 創業型とは

創業型は、創業して間もない小規模事業者を対象とした類型です。一般型・通常枠とは要件や補助額が異なり、両者の併願はできません。

主なメリットは次のとおりです。

  • 補助上限が高め(最大250万円)
  • 賃上げ等の要件なしで、高めの補助上限を狙える
  • 個人事業主の法人成りにも適用できる場合がある

2. 申請の主な要件

創業型では、おおむね次の要件を満たす必要があります。

  • 特定創業支援等事業による支援を受けていること:市区町村が認定する創業支援(創業塾・創業スクール等)を受けた事業者であること。
  • 創業時期の要件:特定創業支援等事業による支援を受けた日、および開業日(法人設立年月日)が、公募締切時から起算して過去1年以内であること。

「支援を受けた日」と「開業日」の両方が、締切から1年以内に収まっている必要がある点に注意します。創業型の申請は、多くとも2回程度しか申請のチャンスがありません。特定創業支援事業の受講と開業届・法人設立等の日取りは慎重に決める必要があります。

3. 特定創業支援等事業の受け方

特定創業支援等事業は、市区町村と連携機関(商工会・商工会議所等)が実施する創業支援です。経営・財務・人材育成・販路開拓などを継続的に学ぶ講座(創業塾など)が代表例です。

  • お住まい・開業地の市区町村の窓口や、商工会・商工会議所に問い合わせると、実施状況がわかります。
  • 受講を修了すると、証明書が発行されます。この証明が申請要件になります。
  • 創業支援セミナーで作成する事業計画書を添付するケースもあります。

支援を受けてから申請するまでに準備期間が必要なため、創業を考えている段階から早めに相談することをおすすめします。

千葉県における特定創業支援事業はこちら(千葉県内の起業・創業支援情報)から調べられます。

4. 一般型との違い

項目一般型・通常枠創業型
主な対象小規模事業者全般創業間もない事業者
補助上限の目安50万〜250万円最大250万円
賃上げ要件特例として選択要件なしで高め上限が可能
併願創業型との併願不可一般型との併願不可

5. まとめ

  • 創業型は、創業間もない事業者向けで、最大250万円を狙えます。
  • 特定創業支援等事業(創業塾等)の支援を受け、支援日・開業日が締切から1年以内であることが要件です。
  • 創業塾の受講には準備期間が必要なため、早めに市区町村・商工会等へ相談します。

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ご注意(免責事項)
本記事は制度の正確な理解に努めて作成していますが、申請にあたっては必ず最新の公募要領・参考資料・よくあるご質問をご確認ください。また、事業計画書・申請書の作成方法に関する記述は、筆者の実務経験にもとづく個人的な見解であり、補助金事務局・中小企業庁・経済産業省の公式見解とは異なる場合があります。最終的なご判断は、商工会・商工会議所や事務局にご確認のうえお願いいたします。

筆者プロフィール
中小企業診断士・応用情報処理技術者。金融機関の窓口相談を9年間担当した後、商工会・商工会議所の窓口相談として延べ500社以上に対応。小規模事業者持続化補助金の採択支援は延べ100社超。千葉県商工会連合会 エキスパートバンク登録専門家、千葉県信用保証協会等の各種支援機関登録専門家。

参考(一次情報)
・小規模事業者持続化補助金〈創業型〉公募要領(最新版をご確認ください)

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