【2026年最新】持続化補助金の対象経費と対象外経費を徹底解説

持続化補助金の申請でつまずきやすいポイントが「対象経費」の判断です。対象外経費を計上すると審査で一発アウトになる可能性があります。採択100社超の支援実績を持つ筆者が、実務でよく問われる経費の可否を詳しく解説します。

目次

対象経費の基本ルール

【大原則】以下の支出は補助対象外です

① 交付決定前に購入・発注したもの
② 仕入に関する物品(直接販売するもの)
③ 他の国の制度と重複する支出
④ 自宅兼用店舗の住宅部分の改装費

費目別・対象経費の詳細

①機械装置等費

NG(対象外)

・自動車・自転車・船舶
・パソコン・タブレット・プリンター
・スマートフォン・テレビ・ラジオ
・既導入ソフトウェアの更新料
・家庭用電気機械器具(安価なもの)

OK(対象)

・業務用調理器具(厨房設備)
・美容・理容用専門機器
・展示販売用ショーケース
・高齢者向け専門家具
・業務に特化した製造設備

②広報費

NG(対象外)

・会社案内・営業活動用のパンフレット
・単なる会社のロゴ作成
・販売する商品そのものの製造費
・補助事業と関係のない広告
・交付決定前に発注した広告

OK(対象)

・新商品の宣伝チラシ・ポスター
・新サービス紹介の広告掲載費
・看板の作成・設置費
・販促用のDM発送費
・新規顧客向けの展示会出展費

③ウェブサイト関連費

NG(対象外)

・サーバー・ドメインの定期契約料
・既存サイトの軽微な修正のみ
・補助事業と無関係なページ制作
・コンサルのみで成果物がない
・ウェブ広告のみで上限超過分

OK(対象)

・商品宣伝用の新規サイト制作
・ネット販売用ECサイト構築
・予約システムの導入
・商品紹介動画の制作
・SEO対策を含むサイト改修

よくある質問(Q&A)

Q:パソコンは補助対象になりますか?

A:原則として対象外です。汎用性が高く目的外使用の可能性があるため、持続化補助金では補助対象となりません。なお、IT導入補助金では一定条件のもとで対象となります(上限10万円)。

Q:ホームページ制作費は対象になりますか?

A:商品・サービスの宣伝広告用のWebサイト作成費は対象です(ウェブサイト関連費)。ただし補助対象経費全体の1/2が上限となっています。コンサルティング・アドバイス費用のみでは不可(何らかの成果物が必要)。

Q:展示会出展費はいつから発注できますか?

A:展示会出展費のみ、例外的に交付決定前の契約・発注が認められています。ただし、補助事業期間内に実施できることが条件です。

まとめ

✅ 対象経費のポイント

・交付決定前の発注・購入はNG
・汎用性の高い物品(PC・スマホ等)はNG
・直接販売する商品・仕入はNG
・補助事業の内容と合致していることが前提
・事前に見積書を取得して金額を確定させる

梅林 行一(中小企業診断士)

千葉県商工会連合会エキスパートバンク登録専門家。持続化補助金支援採択事業者数 延べ100社超。商工会・商工会議所での窓口相談 延べ500社以上対応。

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